春の新生活!侵入窃盗被害に遭わないためにできること
こんにちは!
しごとの窓口+です。
今日から4月に入りました。
3月に引っ越しを済ませてこれから新しい会社で働く方や、仕事の配置転換で転居した方。お子さんの入学や進級、子育ての区切りで家族が新たに働き始めるなど、新年度は生活がさまざまに変化する時期です。
そこで、皆さんは新生活になってからの留守時間について考えたことはありますか?
自宅での不在時間が長くなるほど、空き巣等の心配が出てくることも…。
空き巣は身近でも起こりえます。決して他人事ではありません。
物騒なことにならないように、新生活が始まる今こそ防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。
今回は、侵入窃盗の防犯方法をいくつかご紹介します。
泥棒は「窓」から入ってくる!?
警視庁が発表している侵入強盗の発生場所認知件数のデータ(令和4年)によると、一戸建住宅が17.6%、共同住宅(3階建以下)が17.6%、共同住宅(4階建以上)が9.3%と、住宅を対象とした侵入窃盗が全体の約5割を占めています。
泥棒は最も簡単に侵入できる方法を考えており、侵入手口として一番多く選ばれている方法は「無締り」です。
いずれの形態の住宅でも、窓と表出入口からの侵入が非常に多い傾向となっています。日頃から出入口や窓は確実に施錠をする習慣を身につけましょう。
次いで多い傾向にある侵入手段は「ガラス破り」や、ドア付近に隠してある合鍵による「施錠開け」などがあります。
ガラス破りといっても、実は大きな音を立てずにガラスを割ることができます。
焼き破りはライターなどでガラスをあぶり、熱くなったところに水をかける。そして、ガラス面にヒビを入れ、パキッと割って侵入する手口です。ドライバーを使って、窓ガラスをえぐるようにして指が入る程度の小さな穴を開け、直接クレセント錠を解錠する手口をこじ破りといいます。
こういった手段であれば、通常のガラスはわずか数秒で破壊できます。
具体的な防犯対策の方法
泥棒は生活パターンを監視している可能性があります。侵入しやすい場所や住人の不在時間、逃げやすいかどうかを知るために、犯行前に何度か下見をするともいわれていますね。
逆を言えば「侵入に時間がかかる家にする」「寄せ付けない家にする」ことで、泥棒に狙われる危険性を下げることができます。泥棒の傾向を知ることは、対策をする上でとても効果的と言えますね。
それを踏まえて、皆さんができる防犯対策には下記のようなものがあります。
- ドアや窓に補助錠を取り付ける
1つのドアに2つ以上錠がついていると、侵入に時間を要するため泥棒は嫌がります。
- 防犯性能の高い建物部品(CP部品)に交換する
防犯ガラスに交換すると破壊するのに時間が掛かり侵入を困難にします。また、強度の高いシャッター、面格子を取り付けるのも有効です。
※CP部品とは、平成14年11月に警察庁等関係省庁と民間団体が結成した「官民合同会議」において工具等を使用した試験を実施し、一定の防犯性能があると認定された建物部品(ドア・ガラス・サッシ・錠・シャッター・ウィンドウフィルム等)です。
- 侵入を妨害する
人の動きを感知してライトが点灯するセンサー付きライトを、死角になる場所に設置すると効果的です。
庭先に砂利を敷いておくと、歩くときに砂利を踏みしめる音が鳴るため泥棒は警戒します。家の外に脚立やバケツなど踏み台になるものを置かないようにしましょう。敷地内であっても合鍵を隠しておくのは非常に危険なのでやめましょう。
- 設備を見直して寄せ付けない家にする
カメラ付きのインターホンは訪問者を屋内から確認することができ、見知らぬ人が訪ねてきてもドア越しに対応できるので有効です。窓に衝撃を感知すると鳴る防犯アラームを設置するのも効果的です。
集合住宅等では、居住者に限定した出入り制限ができるオートロックシステムが防犯効果を高めます。
さいごに
以上のことを踏まえて、事前に備えておくことが防犯対策の基本です。
新生活ということだけでなく、コロナが落ち着き、これからの休日は外出する人も増えると思います。
今までよりも家を留守にする家庭も多くなり、空き巣被害が増えることが心配されます。
泥棒が侵入に手間取ると判断される家にしておけば、ほとんどのケースで被害に遭わずに済むでしょう。
皆さんも今一度ホームセキュリティを見直して、安心して新生活を迎える準備をしてくださいね!