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「ブルーカラー」と「ホワイトカラー」ってなに?

「ブルーカラー」と「ホワイトカラー」ってなに?

こんにちは!
しごとの窓口+です。
皆さんは「ブルーカラー」「ホワイトカラー」という単語の意味をご存じでしょうか?

「ブルーカラー」と「ホワイトカラー」は、労働市場における2つの一般的な用語で、主に職業の種類によって分類されます。
ちなみに誤解されがちですが、「ブルーカラー」「ホワイトカラー」のカラーとは、英語で訳すとcolor(色)ではなく、collar (襟)です。
わかりやすく日本語で表現すると「ブルーカラー」は青い襟、「ホワイトカラー」は白い襟ということになりますね。

本日はブルーカラー・ホワイトカラーの違いと、それぞれのメリットを少しご紹介します。
これから就職活動を控える方は、将来の方向性を考えるためにぜひお読みください!

「ブルーカラー」とは

ブルーカラーの青い襟というのは、作業着の襟の色ことを示しています。
つまり作業着を着て行う身体労働者を指し、主に直接生産に携わる職種の総称をブルーカラーと呼称しているわけです。
例えば、建設業、製造業、農林水産業、トラック運転手、清掃員、警備員などが挙げられます。
肉体的な作業だけではなく、仕事内容によって専門的な知識やスキルが必要なものもあり、中には免許や資格がないとできない仕事もあります。

<ブルーカラーの仕事のメリット>

  • 実用的なスキルを獲得できる
    ブルーカラーの仕事は実践的な技能を必要とするため、働きながら技術スキルを習得することができます。
  • フィジカルなアクティビティ
    ブルーカラーの仕事は主に体力が求められる肉体労働で、運動不足の人にとっては良い運動になります。
  • 安定した需要がある
    建設や製造などの業界は経済の影響を受けにくいため、需要が安定していることがあります。人手不足の問題が深刻化している近年では引く手あまたの業種なので、未経験者が転職しやすいことが特徴です。
  • 社会的役割を感じられる
    建設や製造などの業界は新しい建物や製品を生み出すことで、社会的に貢献していると感じられることがあります。

「ホワイトカラー」とは

一方で、ホワイトカラーの白い襟というのは、白いワイシャツの襟の色ことを示しています。
要するにスーツを着て行う知的労働で、主に生産を伴わない職種を指します。
例えば、事務員、営業職、エンジニア、コンサルタント、研究職、弁護士、教師などが挙げられます。
現代では産業の発展に伴い、ホワイトカラーの仕事内容は時代とともに進化しています。そのため、情報や技術の面で常に知識を磨き続けることが求められます。

<ホワイトカラーの仕事のメリット>

  • スキルアップの機会が多い
    ホワイトカラーの仕事は、スキルアップの機会が豊富にあります。情報や技術が常にアップデートされているため、顧客の要望に応えるために日頃から勉強を重ねる必要があります。
  • 安全な作業環境である
    ホワイトカラーは体を使う職種ではないため、肉体的な負担や労働災害が少ないといわれています。
    また、デスクワーク等で作業環境が屋内であることが多い傾向にあり、ブルーカラーに比べて熱中症等の体調面も管理しやすいといえます。
  • 社会的地位が高い
    ホワイトカラーの仕事は学歴や資格、一定以上のスキルなどを求められることが多いため、収入が多く社会的地位が高い職業も複数あります。

さいごに

新しい職業が次々と誕生する現代の労働市場では、ブルーカラーとホワイトカラーの境界線があいまいになってきています。
アウトソーシングや自動化によって、一部のホワイトカラーの職種が安定した雇用や高い給与を失うことがある一方で、一部のブルーカラーの職種は専門的な技能や資格を持つことで、高い給与や福利厚生を得ることができる場合もあります。
どちらの仕事にも優れた点があるため、個々人が自分に合った仕事を選び、市場価値の高い人材を目指していくことが大切です。

今後どのようにスキルを身につけ伸ばしていくか、ご自身の将来を考えるきっかけにしてみてください。
当社ではキャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングを実施しておりますので、就職活動に不安がある方は当社にご相談くださいね!