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フキハラに注意!周りの不機嫌に振り回されないために

フキハラに注意!周りの不機嫌に振り回されないために

こんにちは!
しごとの窓口+です。

現代には様々なハラスメントがありますが、そんなハラスメントの一種である「フキハラ」をご存じでしょうか。

「フキハラ」というのは、「不機嫌ハラスメント」の略です。

不機嫌ハラスメントは、他の人に対して故意に不機嫌な態度を取り、気を遣わせたり不快な思いをさせる行為を指すものです。このような行為は、他人の心理的な負担やストレスを引き起こす可能性があります。

みなさんの周りにも、不機嫌な態度で相手を振り回し、周り中に迷惑をかけている人はいませんか?
もし自分が「あー、不機嫌な時あったなぁ~」と思う瞬間があるのであれば、そのときは無自覚に周りを傷つけていたのかもしれません。

「たまたま虫の居所が悪かった」ということは人間ですから、誰しもあると思います。ただ、それが頻繁になっているという場合は、周りへの影響を考えて行動を見直した方が良いでしょう。

自分や他人の機嫌で理不尽に振り回されないためにも、ぜひ「フキハラ」について知っておいてください。

こんな時ありませんか?

職場においても、「フキハラ」に巻き込まれることがあるかもしれません。
わざと不機嫌な態度を取っていることもあれば、本人に自覚がないという厄介なパターンもあります。

例えば、次の「フキハラの具体例」を見てください。

職場のオフィスで、デスクに座っているAさんがパソコンに向かっています。Aさんは仕事に集中している様子で、周囲の雰囲気も比較的穏やかです。

その時、Aさんの隣のデスクに座るBさんがオフィスに入ってきました。Bさんは前日から機嫌が悪そうで、不機嫌な表情を浮かべています。
Bさんは無言のまま、急いでデスクの引き出しから必要な書類を探し始めます。探し物にイライラしながら、無関係なものを荒っぽく動かし、机の上に物が散乱してしまいます。その間、Bさんはため息をついたり、舌打ちをしたりと、明らかに不機嫌な態度を示しています。

AさんはBさんの態度に気づきながらも、集中して仕事を続けようと努力しています。しかし、Bさんの不機嫌な雰囲気が伝わり、Aさんも緊張感を抱き始めます。Aさんは心の中でなるべく関わりを避けようと考えながらも、周囲の緊張感や不安が増していきます。

このシーンでは、Bさんが故意に不機嫌な態度を取り、Aさんを不安や緊張に陥れる様子が描かれています。その結果、職場の雰囲気にも悪影響が及ぶ可能性があります。

「フキハラ」は、他の人を意図的に不快な状況に追い込むために行われる行為であり、パワーハラスメントや人間関係の妨げとして発生します。

「パートナーの機嫌が悪く、話しかけづらい…」
「上司が不機嫌そうに見張ってて、仕事に集中できない…」

「同僚に仕事を頼むと、毎回絶対に嫌な顔をされる。正直やりづらい…」
「夫に話しかけても無視される。無視する理由を聞いてもムスッとして無反応…」

…こういうことって、意外と珍しくないんです。
このような行為によって心理的な苦痛やストレスを感じ、仕事や生活の質に影響を受ける可能性があります。

不機嫌をまき散らす本人はストレスを発散できているかもしれませんが、巻き込まれている被害者はいるだけで居心地の悪さを感じ続けます。理不尽なフキハラによって、被害者は精神的に大きなダメージを負ってしまうのです。

では、いったいどのようにして「フキハラ」に対処すれば良いのでしょうか。

どうやって対処すれば良い?

不機嫌ハラスメントは、職場環境や個人間の関係において問題を引き起こします。

職場においてフキハラが続く場合は、労働環境の改善を求めることが必要かもしれません。上司や人事部に問題を報告し、適切な措置を取るよう要求しましょう。

職場以外の相手である場合、まずは相手とのコミュニケーションを図りましょう。感情の原因や不満点について話し合う機会を設けることで、問題解決の一歩を進めることができるかもしれません。

なるべく心理的な負担を感じないようにするためには、「気にしない」のが一番の自己防衛だと思います。
ただ、それでは根本的な解決にはなりません。フキハラが継続する限り、それによって引き起こされるストレスや心理的な負担はなかなか無視できないものです。

健全な環境を保つためには、コミュニケーションや相互尊重の重要性を認識することが大切です。
本来であれば、不機嫌な態度を取る本人が、他人への影響を考えて行動をあらためるべきです。しかし、フキハラをしている本人が無自覚な場合、行動を変えてくれることに期待はできないでしょう。

さいごに

いかがでしたか?
フキハラに遭遇してしまったら、自身の心身の健康を守りつつ、問題を解決する道を模索することが重要です。
適切な対処法を選択し、フキハラに立ち向かってください。

自分の力だけで職場の環境を変えることが困難な場合は、転職を視野に入れることもおすすめです。